エルガが行く

失われた鉄路を行く人のブログ。関西中心に廃線跡と貨物船の世界をご紹介します。

【国鉄小松島線廃線跡レポ】1.小松島線の歴史

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難波から特急サザンで1時間。和歌山港からさらに南海フェリーで2時間。小松島は四国の玄関口・・・だった。
そしてその小松島港から徳島への鉄道路線があったのである。それが国鉄小松島線である。
現在南海フェリー小松島港ではなく徳島港発着だが小松島線の廃止で南海フェリーは徳島発着になった。
小松島線廃止後も99年まで南海フェリー小松島港発着
それではその1.9km国鉄最短だった国鉄小松島線の歴史を紐解いてみよう。
1913年阿波国共同汽船が船舶連絡の為に徳島~小松島間を開業した。
ちなみに牟岐線の中田~海部間はさらに後の開業である。元々は牟岐線が支線的路線であった。
この路線は開業時から国が借り上げていた。1917年には正式に国有化されている。
1922年には小松島軽便線から小松島線に改称された。
1940年には小松島駅の先に小松島港仮乗降場が開設された。
なお今回のレポートでは小松島港仮乗降場駅跡の位置が間違っているかもしれない。
再取材をしようにも徳島である。関西人の管理人には遠い場所である。
1961年には徳島~中田間が牟岐線編入された。なおこの編入小松島線の廃線準備である。
国鉄は早くから自動車の普及を理由に小松島線を廃止したがっていた。
小松島から先は鉄道連絡船とはいえ相手は私鉄の南海である。
しかし徳島県がなかなか合意せず廃止は1985年特定地方交通線の廃止であった。
そして廃止から26年。2012年初夏管理人は高速バスで徳島の地に降り立った。
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2012年 高速鳴門バス停 鳴門から鳴門線乗ったりして徳島へ
 
 
おことわり
このレポートは小松島港から行っています。その為小松島駅跡まで色々迷いながらの取材です。
小松島港仮乗降場跡の正確な位置が良く分からなかった為正確な位置ではないかもしれません。
ご了承下さい。再取材も難しいです。