エルガが行く

失われた鉄路を行く人のブログ。関西中心に廃線跡と貨物船の世界をご紹介します。

廃駅レポート(1) JR富山港線富山口駅(+富山港線廃線跡)前編

さて廃駅シリーズの第1弾はいきなり富山からご紹介する。
なおこのレポートは本来「富山港線廃線跡レポ」として紹介する予定だったので奥田中学校前から始まります。
山口駅だけ見たい方はここは読み飛ばしてくれて結構です。
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2012年8月22日 富山駅
北陸遠征で富山にやってきた。
その目的は日本初のLRT富山ライトレールの乗車と富山港線廃線跡探索である。
↑本当は地鉄も乗りたかったが時間的に断念
遠征の詳細はこちらに譲るとして先にポートラムの乗車を済ませて奥田中学校前駅に降り立った。
ここで富山口駅と簡単に富山港線の歴史を挙げよう。
山口駅の開業は1924年。富岩鉄道の駅として開業した。当時は岩瀬浜からの旅客終着駅であった。
1927年には貨物線が富山駅に延伸して貨物営業も開始した。富山駅への旅客延伸は翌年である。
1941年には富山電気鉄道の駅となり1943年1月には地鉄こと富山地方鉄道富岩線の駅となる。
この年の6月には戦時買収で国鉄富山港線となった。
1987年には富山口駅のホームが移設された。
そして2006年3月1日富山港線の廃止と共にこの駅は廃止された。
なおご存知の通り他の富山港線の駅は翌月に富山ライトレールの駅として復活している。
その時のルート変更で廃止になった奥田中学校前~富山口間の廃線跡もレポートする。
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山口駅の代替として開業した奥田中学校前駅に来た。
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駅前から前方を見ると道路が続いている。早い話これが富山港線廃線跡である。
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見事に廃線跡が続いている。いかにも鉄道らしい感じがする。
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よく見ると少し路盤が高くなっている。この段差がますます鉄道往時を感じさせられる。
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しばらく走ると橋に至る。雰囲気的には小松島線に似ている。橋は架け替えられていた。
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基礎が少し残っていた。
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橋を渡った辺りから空き地が広がる。いよいよ富山口駅である。
 
廃駅レポートながら容量に余裕を持たせる為富山口駅は次回紹介します。
次回更新をお楽しみに!