新日鉄広畑専用線廃線跡レポ
戦前の日本製鉄が広畑に製鉄所を置いたのは1939年のこと。原料の輸送や完成品運搬、さらに戦争が近かったこともあり1941年にはこの専用線が建設される。
ここで航空写真をご覧いただこう。いつもの通りこれらの航空写真は全て国土地理院の地図・空中写真閲覧サービスを出典としている。
なお、新日鉄広畑製鉄所内にも路線は続いていたがさすがに現役の工場なので当然中には入れない。取材は夢前川の橋梁までとしている。取材日は2018年5月27日。
橋が残っていた。住宅開発がされている中でよく残っていた。
廃線跡は空地となって続く。
船場川に向かって土手が続く。
船場川の橋梁跡はヤフー、グーグルの地図だと橋があることになっているが既に橋は跡形も無い。近年撤去されたのだろうか。
飾磨方面を振り返る。
廃線跡は水路の際を走っていたようだが痕跡は全く見えない。
ようやく奥にそれらしい路盤の跡が見えてきた。
今回最大の見どころとなるのが夢前川を渡る橋梁。現在は配管などが通るようになったが現役で使用されている。
飾磨方面を振り返る。土手の跡が残っている。
夢前川の対岸には広畑製鉄所が見える。取材はここまでとした。製鉄所の先にも路線は少し続いていたようだが全く痕跡の無いエリアらしいので省略。